一筆
2024年10月04日
「せっかく買ってある切手がそのままやったら使えへんようになんねんなあ」と思いました。
10月から郵便料金が上がりました。63円が85円。大幅な値上げです。
「差額分の切手を貼らんとはがき出せへんし切手を組み合わせて貼ったらはがきの面が隠れるな」とか思いつつ郵便局へ。
差額分の22円切手を売っていました。
「ちょっとお聞きしたいんですが、この切手は今回の料金改定に合わせて新たにつくられたものなんですか」
「そうですそうです」
「じゃあ封書の値上がり分の切手もあるんですね」
「ああ、はい。ありますよ」
「そうですか(すごいな。さすがやな。そらそうだ)。とりあえずきょうは22円のを5枚ください」と買ったのが写真です。
84円だった封書は110円になります。26円切手があるそうです。きちんと利用者の利便を考慮してくれています。抜かりがないとも言えるかな。いずれにせよはがきや封筒に何枚も切手を貼る不細工は避けられてよかったです。
はがきの85円、封書の110円を高いと思うか安いと思うか酸っぱい(はいはい)か、どうでしょう。どちらも30%以上の値上げです。値上げ率としてはなかなかのものです。手紙離れはさらに進むんでしょうね。
折しも年賀状が札幌に搬入されたというニュースをやっていました。
発行枚数は10億7000万枚と最少だそうです。過去最多の発行は2003年の44億6000万枚。なんと4分の1以下に減っているんですね。確かにメールやらなんやらが広まりました。わざわざ手間とお金をかけて年賀状を送ろうと思う人は減ります。当然ですね。
かく思う私は「年賀状仕舞い」をする訳でもなくずっと送り続けています。今季も送ります。
1通は85円ですが年賀状代に印刷費を加えれば2万円近くかかりましょうか。それなりの出費ですが年に一度くらいは、それだけのつき合いであってもいいから送りたいですね。
「元気でやってるよ」との一言を。
メールやメッセージ、LINEなど通信手段はいろいろあります。速くて便利です。それはそれで私も活用します。
便利さでは劣りますが私は郵便も使い続けたいと考えます。
「料金が上がる前にはがき書こうかな」と思っていて果たせないままに10月。合間をみて孫らにはがきを送ろうかな、と考えつつきょうはやすみましょう。
はがきよりなんかおいしいもんでも送ったほうがいいのかもしれません。