ねじなめた

2024年04月30日

「ねじなめたしだめだあ」。倉庫の扉を外そうと悪戦苦闘していました。そこで出た言葉です。
「『なめた』は初めて聞くなあ。北海道の方言かな」
「じゃあ、なんて言うの」
「『バカになる』かなあ」。
H氏が調べたのか得意気に教えてくれました。「方言」ではなくその筋(業界)の用語のようです。「方言」と言われたのが意に染まなかったようです。70歳前に初めて出くわす言葉もあるもんです。おもしろいですね。

そのときにKピー(ニックネーム)が貸してくれたねじ回し。優秀でした。「なまった」ねじ頭に押し付けて回すとほぼすべてがなんとか回せました。非力な私でもです。持ち手の部分がずんぐり丸く握りやすくなっています。力が作用点に伝わりやすくなっているんでしょうね。
さらに内蔵の電池かなにかで回ります。(さすがに今回のように固いのは電動では無理でした)
一家にひとつはあってもいいかもしれません。
「これいいですね。どこで買ったんです?」
「いや、ホーマックなんかでも売ってると思うよ」
「いくらくらいしたの?」
「2,000円くらいだったかな」
「一回探してみよっと」。便利なもんがあるもんです。70年近くを生きてはじめて出会う道具もあります。

ここまでいろんなことにいっぱい出会ってきました。それでもまだまだ未知があります。
残りの人生、できるだけ未知を既知にしたいものです。