なつかし、京の街並み

2024年03月30日

『京都一条寺 美しい書店のある街で』、大石直紀さんを読んでいる。
狸谷山(たぬきたにさん)不動院が出てくる。京都ではその交通安全のステッカーを貼っている車をよく見た。清水の舞台と同じ「懸崖造り」で有名だそうだ。行ったことはない。
一条寺の商店街が出てくる、ラーメン街道も。恵文社という実在の書店が登場。
「前を通ったことがあるなあ」という感じ。自転車やランニングでしょっちゅう通りはした。ラーメン街道もいちばん南端の「横綱」に行ったくらい。好きだった。うまかった。

本やメディアで京都情報を目に耳にするたび思う。
「へええ、知らんなあ。そんなんあったんや。行っときたかったなあ」。50年近く住んでいたのに知らんとこの方が多い。そんなもんか。千年以上もの歴史をもち、150万近くの人口をもつ都市、なんでもかんでも全部知っている方がふつうじゃないはずだ。

仮に1週間の滞在期間を与えられても新しいところをめぐるより思い出の地、懐かしい味を求める気持ちの方が勝つな。
やりたいことがいっぱいあり過ぎて1週間じゃあ全然たりない。

また行くさ。
夏の酷暑に耐えられるかな。あの暑さは尋常ではない。
十勝の冬の寒さは京都の暑さと比べても遜色はない。
どっちも極端だが問題はない。耐えられるだろう。

夏は十勝にあり、冬は京にあるというのもいいが現実的にあらず。

冬はスウェーデンの厳冬を楽しみ、夏はめちゃくちゃ暑い南方で過ごすというのも捨てがたいか。

残りの人生でできることをできるだけやりたい。