本の楽しみ
2024年03月04日
日明恩(たちもりめぐみ)さんの『濁り水』を終えます。おもしろいですね。
主人公の大山雄大(たけひろ)の魅力が光ります。消防士ですがけっして命がけで都民の命を守る正義の味方ではありません。本音はともかく、できるだけ早く現場を離れて事務職へ転属したいと願うちゃっかりもんです。でもええやつです。その「ダチ」である守と裕二も個性的です。
小説は筋書はもちろん大切ですが登場人物の持ち味が大きいと私は思います。
『隠蔽捜査』の竜崎伸也、堂場瞬一さんの小説に出てくる鳴沢了、誉田哲也さんの姫川玲子、天才女医、天久鷹央(あめくたかお)とその部下の小鳥遊優(たかなしゆう)と研修医の鴻ノ池舞などなど魅力的な人物がいっぱい出てきます。むかし読んだクライブ・カッスラーさんの小説に出てくるダーク・ピットもかっこよかったですね。ぱっと思い出せませんが他にもいろいろいっぱいいましたね。
所詮は現実逃避です。逃げたい現実があるわけではありませんが本を読むときはその世界に没入したいですね。
平日は昼休みに新聞を読んで残った時間で本を読みます。なかなかまとまって長くは読めません。その時間も取れない日もあります。きょうがそうでした。「その分あすに」というわけにもいきません。まあ、許される範囲で楽しませてもらいましょう。
そろそろ寝ます。『濁り水』を最後まで読んで寝ようと思いますが寝てしまうかもしれません。明日の楽しみに残してもいいかな。