不遜、謙遜
2024年02月01日
ビッグモーター社の街路樹伐採を命じた(主導した?)社員が逮捕されました。当然と言えば当然です。
生きている木を容赦なく切ってしまうという蛮行は許せませんね、私は。あまりにも傲岸です。
会社幹部に気に入られて出世したいからの所業でしょうか。社命によりやむなくでしょうか。いずれにしても同情の余地はないかな。罪を償ってください。上の人たちの責任もしっかり問うてほしいですね。
そのニュースを伝えるラジオでどっかの大学の先生が言ってました。
「その逮捕された『方』がですね・・・・・・」
「方?」と思いました。被疑者ですから「方」ちゃうやんね。「やつ」と言えとは言いません。「方」はおかしいです。逮捕された「社員」でいいでしょ。
最近ニュースなどを見ていて思います。
「よけいな気を使い過ぎちゃうか。そこまで捕まったやつ(失礼)に敬語使わんでもええやろ」。「蔑め」とは言いません。
「だれにどう気いつこうてそんなことば使ってんの」と考える私がおかしいんですかね。
最近なんかみんななんでかわからんけど必要以上に謙虚な気がします。謙虚は美徳です。いいことです。偉そうなやつは嫌いです。過ぎると気持ち悪い気がしますね。
スポーツなどの勝利者インタビューなどを聞いていても決まっているかのようなことばがでてきます。
「今まで支えてくれた両親やコーチの方方、回りのみなさんに感謝して・・・・・・それがあったからこそのきょうなんで・・・・・・」。
そう、回りの方への感謝はたいせつです。その偉業は独りでなしえたわけではありません。
でも、いちばん努力してがんばってやり遂げたんはその人自身です。
「ここまでくるのはしんどかったです。よくがんばったと思います。そんな自分をほめたいです」くらい言う選手がいてもいいと私は思います。
五輪でメダルをとった有森さんに名言がありますよね。
「自分で自分をほめてやりたい」。いい言葉です。謙虚な姿勢を否定しません。むしろ大好きです。ただ、ほんとに努力した自分をもっと誇らしく思っていいんじゃないかなとじいさんは思います。
言葉足らずで真意は伝わりにくいかもしれません。努力した人はそれなり自分をもっと誇ってもいいと私は思っています。