釧路 竹老園

2023年11月13日

阿寒湖畔の温泉で楽しい一夜を過ごしました。

「同じ道を帰るのも能がないな」と釧路方面へ。
こっちへ来てからも何回か行きました。懐かしい地を見に遠回りです。

変わってはいるものの当時の面影をあちこちに宿してはいます。あまりに遠すぎるそれですがそここに思い出はよみがえります。

妻と私は同じ高校です。高校が移転する前の地を訪ねました。
「春採湖の方へ行ってみようか」。湖畔に現れたのは当時から名店の誉れが高かった竹老園です。とはいっても当時行ったわけではありません。話に聞いただけ、前を通っただけの蕎麦屋さんです。
「今この年になって来るとはね」と妻と。

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一見したところ、どうということのない、庶民的な店構えです。思い出の中にあるのはもう少しどっしりした、老舗感のある造りでしたね。奥の方には別棟があって座敷仕立てのようです。駐車場は広く30~40台はとめられるかな。このへんが北海道らしいです。苦もなく車が止められるというのはこっちでは必須条件です。

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頼んだのは上海老天とじと天ざるです。麺が見えない前者と緑のそば山盛りの後者です。
どちらも海老天が大きい。京都や東京の気取ったそば屋のそれらと違い麺の量が多いです。そば一杯ですがお腹がふくれました。天とじの麺も緑です。妻の冷たいそばをひとくちもらいました。うまかったです。ざるの方が麺そのもののうまさは感じられますね。

「そば寿司」「蘭切りそば」「かしわ抜き」「あわ雪」などなどそそられる品がいっぱいありました。

2人で食べたのはけっこう高いお品。4,000円で少しおつりがくるというものでした。毎日の昼には不向きですがたまの贅沢では許されましょうか。釧路を訪ねるそば好きの方にはお薦めかな。麺つゆはかなり濃い味なことだけは付け加えておきます。関西の薄味麺つゆになじんだ方にはかなり濃いです。

満腹で帰路につきました。釧路から家までは130km くらいでしょうか。2時間強かな。
とくにめぼしい見どころはありません、残念ながら。

ひさびさの休暇、旅行。楽しく過ごせました。ありがたいことです。

あすから仕事に勤しみます。また次、どっかへ行けたらいいですね。