密度濃淡
2023年01月18日
トラックの師、Y田さんがスリップして道端の「道路ここまで」標識にぶつかったそうです。
左のサイドミラーがなくなりフロントガラスの左端にひびが入りました。
ショックだな。私以上に彼はそうでしょうね。気をつけなければいけません。
「滑って側溝に落ちそうになってハンドル切ったら雪にタイヤとられて・・・・・・」。相手がなくてよかったです。不幸中の幸いかな。私なら立ち直れないくらいにへこむかな。
「危ないから気をつけなよ」と言われていた畑の中の直線、一本道です。あす走るかもしれない道です。十分に注意します。
こんな道です。ここは日当たりがよくそんなに凍っていません。そんなに滑りません。
問題の道は南側に落葉松の防風林があり日が当たりません。十勝南部ですが日高山脈が近いので冷えもきついし積雪も多いです。雪のあとはつるっつるのてかんてかん状態が続きます。私なんて40~50km/h でこわごわやり過ごす道です。侮ることなく臨みます。
雪道運転はしんどいです。緊張はふだんの数倍です。肩がごりごりになる日もあります。
固くなり過ぎず、ほどよく緊張を忘れず運転します。
毎朝(い)すずちゃんに声をかけて出発します。
「出発進行、ナスのお新香。(古いなあ。誰も知らへんで「私もあんまり定かではありません」)きょうもよろしくな」とね。
きょうは天気はよかったものの冷えました。きのうはもっとしばれましたね。
このあと20℃を下回る日もありそうです。本州在住の人にはなかなか想像しにくい寒さです。
こっちへ来た初めての冬、本別での27℃ が私の体験した最低気温です。それ以下の温度はたぶん今後もないでしょうね。そう考えるとたいへん貴重な体験をさせてもらった仕事です。
すべてが初めてでなんもわからんまんまに始めてやっとなんかわかりかけたころに終わりました。
「それをもう少しはっきりさせるためにもう一年」とはなりませんでしたね、いろいろな事情でね。
ふつうに生きていたら絶対に体験できなかった仕事でした。楽ではありませんでした。5日夜勤、2日休んで5日日勤。60歳を超えての人生初です。しかも片道60分弱の雪道通勤ですからね。よくやりました。
「じいさんえらい、よくやった」とほめてやりますよ。
こっちへ来てからの4年弱は今までの人生で味わうことのなかったことを体験させてもらっています。密度の濃さはたとえようがない、というのは言い過ぎかな、いや大げさではないかな、どうでしょう。
人生のほとんどを費やした京都での50年弱。それはそれでなにものにも代えがたいすばらしく貴重な体験でした。こっちでの短い時間にも貴重がつまっています。
欲を言えば今少し自由になれる時間があればいいなと思います。
あちこちめぐりたいですね。