帆立貝柱
2021年10月28日
なんだかわかりますか。
いつだったか定かではありません。国鉄の車内?(まだJRになっていなかったかな)で初めて食べましたか。道内だったかな。いや釧路時代は汽車旅行はしていませんね。
父親がなにかの折に買ってきたのを口にしたのが最初でしょうか。長く生きて覚えていません。
大人になって酒が飲める年になってビールとともにやった記憶があります。
たいへんうまいんです。カチカチですが口に含んでだんだんふやけてくると口中に海の香りがほのかな塩気とともに広がります。
帆立の貝柱を干したものです。見栄えの割に高価で若い身空ではおいそれとは手が出せないものでした。関西でも珍味のつまみとして売っていましたか。もっとちっちゃいもので十数個入って1,000円くらいしたと覚えています。
列車での思い出と言えば大昔は冷凍ミカンです。伊丹から香川への帰省の折に買ってもらいました。今のようにアイスやなにやらが何でもいつでも手に入る時代ではありません。この上もなくおいしかった記憶があります。
殻が塩まみれのゆで卵も食べました。中まで塩はしみていないと思いますが殻をむくときに指についた塩が卵についていい塩加減でした。
プラスチック製の急須様のものに入ったお茶もありました。においが移っていましたね。容器は持ち帰りしばらく何かに使った記憶があります。
時代が進むと新幹線の食堂車でのカレー? 一番安かったけれど高かった。このころは自分で生きていたかな。ウナギ弁当もうまかったと記憶しています。仕事で乗ったか何で乗ったかわかりませんが、自分のお金で自分の好きに食べたいものを食べられる幸せを感じました。
半世紀以上を生かせてもらいいろいろ経験しました。
突如なにかを思い出したり忘れたり。書こうと思ったことがどこかへいったり思い出せなかったり。
そんなこんなをここで綴っている自分が不思議でおもしろいなと感じています。
この先もそんなこんなでおもしろおかしく生きていけたらいいですね。そう願います。