虹の足
2021年06月14日
「あの辺、雨降ってるな」。トラックで走っていると遠目に天気がわかります。
十勝平野は広くて、視界を遮る高い建物もありません。
今日も音更から芽室へ入ると大雨が降っていました。
雨上がりの虹です。
数少ない信号待ちで撮りました。完璧な半円にはほど遠いですが久久の美しい自然現象を見られました。
虹と言えば吉野弘さんの『虹の足』が思い出されます。
抜粋です。
「家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
―――おーい、君の家が虹の中にあるぞオ
乗客たちは頬を火照らせ
野面に立った虹の足に見とれた。
多分、あれはバスの中の僕らには見えて
村の人々には見えないのだ。
そんなこともあるのだろう
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きていることが――。」
「自分では幸せと気づかないままに幸せを生きているということもある」ということかなあ・・・・・・
興味を持った方はお調べください。
味わってみてください。
私は好きです。
いい詩だと思います。
その雨を浴びて昨日植えた朝顔と日日草がうれしそう(?)かな。
私にとってはなじみの花たちです。こっちではどんなふうに育つのかな。
「朝顔をうまくネットにでもからませ大きく長く育てられたらいいのにな」と思います。
この先あちこち楽しみがいっぱいあります。ささやかなそれらですがね。