萌える
2021年04月16日
こっちへ来て初めての冬に慣れぬ仕事で右肘を痛めました。いまだにその傷を引きずっています。痛いままです。それに甘えて腕立て伏せをずっとしないままにきました。
「なんか走ってもいないし筋トレもしてへんし、あかんなあ。痛いかもしらんけどやってみよ」。やりました。できました。少しずつ再開します。大きな無理はしませんが少しくらいは無理してやってみます。
仕事そのものが筋トレに近い面もあります。
「ここは意識して左でいっとこ。どうしたって右に頼り勝ちやしな」とかなんとか、しんどさの中におもしろみを感じつつやっています。どうせやるならなんでもいいから楽しみを見つけんとあかんわね。
バックで真っすぐ荷下ろし口につけられたときには感じます。
「やったね」と。誰も言ってくれませんが自己満足を覚えます。ハンドリフトで一発定位置にパレットを下ろせたときにも同様です。
どなたにもわからん世界です。すんません。じいさんの毎日の仕事でのささやかな喜びです。
未知の業界でまったくやったことがないことをやることになりました。
去年の農業仕事も然り。齢(よわい)60、還暦を超えてから初めて。
たいへんですがおもしろい(と思っています)です。
トラック走行中にあちこちで眼にする春です。
そこらの木木が春に萌えています。
春を喜ぶ(?)セキレイも私の眼前でポーズをとっていま(せん)す。
十勝の人たちも春を喜ぶ人たちが多いです。ちょっとあったかいと半袖ですね。びっくりしますよ。私はそれほど寒がりだとは思いませんがとても半袖シャツ一枚にはなれません。
こちらでは散歩中のおばさんは半袖です。通学中の小学生にも半袖姿が散見できます。(本州でも一年中半袖半パンの小学生はいましたね)
同業のドライバーさんたちも半袖の人がけっこういます。
寒い冬、暗い冬を過ごすと春の光がうれしいのかな。それをいっぱい浴びたいという深層心理がはたらくからの所作でしょうか。まだ、そのへんはわかりませんが、この後、何年かここで生きればそれがわかるんでしょうかね。
春遅い十勝にもサクラは咲きます。今年は24日くらいに開花する予報です。ずいぶん早いです。
どこかで春の訪れを愛でるつもりです。