気持ちも冬支度

2020年10月09日

大根選果最終日でした。「洗い」が持ち場に。泥のいっぱいついた大根の日でたいへんでした。なんとも因果なめぐりあわせです。ずっと立ちっぱなし。一瞬たりとも気を抜けない一日でした。
一番しんどかったかもしれません。夕食の箸を持つ手に力が入りませんでした。
大根はもうお腹いっぱいです。

明日は忠類のとてつもなく広いかぼちゃ畑です。何日かかるのでしょうか。私にはよくわかりません。それが終わると畑はひと段落かな。ビートの収穫にもかかわるのかもしれません。その後は農業関係は長い休みに入ります。

去年は製糖工場に就労しましたが今年はある事情でそれは希望しません。今の会社にとどまるのか、とどまれるのかもわかりません。未定ですが何かしら仕事はしなければいけません。
冬だけのパートなりアルバイトなりを見つけてそれをやり、春になれば農家さんの手伝いパートでもしようと考えています。勝手に思っているだけで都合のいいようにいくか否かもわかりませんが、なんとかなるでしょう。

生活の糧だけは得られるようにしなければいけませんね。不安もありますがなんとかなるでしょう。
大勢のベトナム人たちはどうするんでしょうかね。ちらりと聞きましたが帯広の前は日本のあちこちで土建業などに携わっていたみたいです。
「冬は何か仕事はあるのか。相談したい」みたいなことを言われました。
「俺では無理。Mさんに言わないと」と答えておきましたが彼らも不安はあるでしょう。

ファンとアントネラも然り。以前は岸和田で大根や南瓜の選果をやってもいたようです。いったいどうやって十勝までたどり着いたかはまだ聞いていません。聞かぬうちに別れることになるかもしれませんね。
「つゆじいは冬はなにをしていたの?」とアントネラに聞かれました。それなり次の仕事に対する不安は持っているのでしょうね。

「人の心配よりはまず自分のことを心配しなはれや」という声が聞こえてきます。
寒くて長い冬を乗り切るためやれることをやるだけです。気持ちも冬へ向けて心しなければいけません。