すのこ
2020年09月06日
始業前、ファンが言います。
「恥ずかしいんですけど」
「ん? 何が恥ずかしい」と思って聞きます。
どうやら部屋が湿気て困るから工場にある、いらないパレットをもらえないかということでした。
「わかった。M本さんに言ってみるね。ちょっと待ってて」。ダイコン到着が遅れたのでちょうどよく、伝えることができました。N社長夫妻がいたので直接言ってもよかったんですが頭越しは避けました。
ちょっと話を大きくして言うと社長夫妻がすのこを買ってくれることになりました。
よかったよかった。
「さっき『恥ずかしいですけど』って言ったけど、ああいうときは『厚かましい』とか『図々しい』と言った方がいいね。あるいは単に『すみませんが』でいいかな」
「わかりました。ありがとう。えっとえっと、私日本語間違えて『恥ずかしい』」
とみごとに返してきました。
「恥ずかしくないよ。あなたの日本語はすばらしいよ」とかなんとか。
「ああ、さっきのあれ、ううんうまく言えない・・・・・・」
「ああ、あの。下に敷くやつね。『す・の・こ』ね」
「ああ、ありがと。『すのこ』ね」
日本語を学ぼうとする姿勢がすごい。アントネラも私のスペイン語や英語なんて足元に及ばないくらいに覚えます。年を言い訳にせず意欲を持ちます。といってもベトナム語にはかなり無理があるなあ・・・・・・
朝一いきなり言われました。
「つゆはらさん、投入はいってくれる」
「いいですよ。着替えてきます」。突然の拝命。受けずんばなりません。日曜で休みの人やなんやかんやで普段と違ったんでしょう。ベトナム人の関係もあるでしょう。
言葉の通じない日本で働く彼らもたいへんでしょう。と思っていたら彼らの方が多数をしめて、正直こっちがしんどさを感じます。できるだけ意思の疎通をはかろうと、いろいろ話しかけますが壁は厚いな。ま、適当(いい意味で)にやります。
畑でナガイモが蔓を伸ばしています。遠くから見ると大きく波打つ海のように見えます。
このあと、もっともっとつるを伸ばし光合成をして土中のイモを大きくしてくれるんでしょうね。今年中に収穫するというように聞きます。ぜひ立ち会いたい気もします。そのころ私は何をどうしていましょうか。かぼちゃかな・・・・・・
ベトナム人コーディネータのホアンさんからもらいました。
かなり辛いというあっちの唐辛子とよくわからない菓子のようなもの「SESAME CREPE」とあります。(と思ってよく見ると裏に日本語がありました)。持ち重りのする米粉の菓子です。
どちらも初めてです。じっくり味あわせてもらいます。