桜月夜

2019年04月06日

「花でも見に行きますか」
「円山公園の枝垂桜の夜桜を見たい」
「ほほお。行きましょうか。人でたいへんだと思うけど」。たいへんでした。
京阪の「祇園四条」で降りて向かいました。たいへんな混雑。なかなか前に進みません。

やっと着いた、八坂さんの階段を上って枝垂桜を目指しますがものすごい人、人、人、、、、、、です。
露店の数もすごい。人波の中食べ歩きがいっぱい。大げさでなく外国人比率は8割を超えていましょう。アジア、欧米に限らず、中南米系、アフリカ系と思える人々もいろいろいっぱいです。
「桜の時期に来たことあったかな」。正直後悔しました。

『清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき』と詠んだのは与謝野晶子さんですがそんな風情は残念ながら、感じられませんでした。

夜桜にはちょっと早い写真です。

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清水へ抜けると帰路が遠くなるので北へ抜けました。すると眼前に知恩院さんの山門ライトアップが現れました。なかなかの絶景でした。

最初で最後の光景でしょうか。やや感傷的になります。

(なんでもいいけれど、あんたのんきやなあ無職やのに「確かにおっしゃることはわかります。内心焦る気持ちはありますが、今のところどうしようもないので、まあちょっとゆっくりさせてもらいます」そうか、そうやな。そうしい「ありがと」)

そんなのんきなじいさんは歯磨き粉を求めて午前中に薬局をはしごしました。3軒目でやっと入手できました。「カムテクト」という赤いそれです。置いているところが少ないです。なんでもいいのですが、磨いた後の塩味がなんかいい感じなので使っています。

その帰りに自転車どうしのすれ違い。見るとなんとT見先生でした。
「あれ、こんにちは。散歩ですか」
「コーナン行った帰りです」。私も左京区在住、彼も。彼の塾は高野ですから出会いはあり得ます。
もうしばらくはその可能性を残します。彼との出会いに限らず京都での残る日々を大切にしましょう。