救いたまえ

2019年03月28日

夕方、Kくん兄弟が。最後です。お母さんにもご挨拶。
「長い間ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「こんなになって・・・・・・すみません。さびしいです」
「ほんまに、さびしいです」。お母さんもずっと昔来てくれていました。

授業後おもむろに長男Kくんが包みを取り出します。
「え、なになに」
「長い間ありがとうございました」。手紙付きで何かが入っています。
「こちらこそ。開けていいかな」
「はい」。手紙は後で読んでほしいとのことです。開けると、走るときに腰につけるランニングポーチでした。

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「うわあ、うれしいな。俺が走るって知ってたっけ。今使ってんのが小さいねんやんか。スマートファン入れるのたいへんやし、ちょうどいいわあ。ありがとうな。お母さんお父さんにもありがとう言うといてな」
「元気でな。がんばりや」と3人を送り出しました。こらえきれませんでした。零れ落ちました。
さびしく残念です。


朝、眼鏡を洗っていると「鼻当て」にひびが。
「ありゃ、これはまずいな。眼鏡市場へ行こ」。すぐ行きました。すぐ直してくれました。お金を払おうとしました。
「おいくらですか」
「いえ、けっこうです。少し緩んでいたねじも締めておきました」
「え、そうなんですか。ありがとうございます」
「また何か気になることがあったらいつでもおいでください」
「はい、ありがとうございます」。いや、なかなかのありがたさです。

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眼鏡が汚れているのは嫌です。なにかだらしない感じがしますのでできるだけきれいに保つようにしています。(わりと神経質なんだね「きれい好きといってください」はいはい)
目が悪いものにとっては眼鏡は大切なものです。かわいがってやらなければいけません。


ゼミを閉めるにあたり、不用品をどうしようかと。捨てるしかないのは仕方がないのですが捨てればごみ。使えばそれに非ずです。
ということで連盟の掲示板へ投稿しました。
「こういう不用品があります。必要なら差し上げます」と。

昨日の今日なので反応はありません。というか行事やなにやらの何もない合間で見ている方が少ないかなと自分を納得させます。
どうか、みなさん無駄になるものを少しでも減らすという、「じいさんの主張」にご賛同ください。
救ってください、不用品を。

今までの、塾に関わった、40年に近い経歴(んな、たいしたものではありません)が、明日で幕を閉じます。

ありがとうございました。