七草粥
2019年01月07日
七草粥をいただきました。おいしかったです。塩味のみでやさしい味。
左は、家人が買っておいてくれた七草の詰め合わせです。なぜか赤白の蕪や大根様のものがついていました。七草のうちのどれかの根がそうなのでしょうか。寡聞にして存じません。
根っこの方は塩で一夜漬けにしてくれたのをおいしくいただきました。
朝起きてあまり食欲のないときに残っていたご飯で玉子がゆをちゃちゃっと作って食べますが、それとは違う滋味深い味わいでした。
無病息災を祈るための習慣ですよね。ただ62年の生涯を振り返って、食べた思い出はあまりありません。
いつ始まったかもわからない年中行事が21世紀のこの世に残っている。すばらしいことです。
七草粥の話題を見聞きするとうかぶのは万葉集にあった(いや古今和歌集でしたっけ)和歌です。
「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」
春が来た喜びと愛する人を思う気持ちが(私はに)感じられる歌です。
千年以上前の歌が伝えられ、それに心動かされる。なんかいいですね。