「京都本屋大賞」
2018年11月03日
『異邦人(いりびと)』、原田マハさんはよかったですね。京都の画壇が舞台です。
審美眼をもち、美を究める菜穂と画廊の専務でもあるその夫、一樹を中心に話は展開します。
殺人事件も派手な乱闘場面もありませんが話の意外な進展にうなります。知った場所が舞台として出てくるのでおもしろいです。
ビブレの大垣書店さんで「京都本屋大賞」なるところに並んでいたのが原田さんとの出会いです。
塩田武士さんの『雪の香り』はすでに読みました。今、A先生に押し貸し中です。
残りの1冊は浅田次郎さんの『ブラックォァホワイト』です。大垣さんで今日、新刊を手に取りましたが火急のことではありません。
「帰りにブックオフを見てみよう。出て間もないしたぶんないやろけどな。なかったら原田さんのを探してみよ」。なんとありました。定価680円が380円でした。うれしい。
原田さんのも探しました。けっこうたくさん並んでいました。値段と内容とにらめっこしつつ『本日は、お日柄もよろしく』を購入。
今読んでいる、『サマーレスキュー』、秦建日子さんを終えたら読みます。楽しみです。
実は朝井リョウさんの『何者』を読みかけたのですが今ひとつ引き込まれず。若い方なのでちょっと感覚が違うのかなあ。しばらくして読んでみます。
秦さんはさすがです。「つかみ」がすごいです。あっという間に虜です。まだ半分ですが感動の嗚咽が数回。
「人前で読めぬぞこれは」という作品です。
本の世界は楽しいです。現実逃避と言われりゃそのとおりとこたえるしかないね。
自分の人生では味わえないことをせめて疑似体験させてもらいます。
ゼミへ自転車で行く途中に台風による被害が残っています。太い木々が何本も折れています。道を塞いだであろうそれらが切られて片づけられたさまがわかります。
しなやかで折れないはずの竹が折れています。相当の風雨だったんでしょうね。今は通れますが直後はしばらく通行止めだったように聞いています。自然の猛威を侮ってはいけません。
買っておいたビオラを植えました。
ちょっとぜいたくに10鉢を一つのプランターに。いつもの倍です。プランターが見えないくらいの爛漫の花を期待します。大きく美しく育ってくださいね。
生徒らもそう育てばいいですね。