おじいさん

2017年11月10日

テスト範囲の紙を眺めつつ対策時間割を考え中。
「ピンポン」
「はい」
「Iです」
「あ、はい。どうぞ」。花園のI先生です。学校案内や過去問を持ってきてくださいました。
「すみません、わざわざ。説明会行かずにごめんなさいね」
「いえいえ。メッセージをいただいてありがとうございます」
「先生。大阪当たらはったんですよね。岡山も走られるとT原先生、知ったはりますよね、から聞きました。彼も神戸、大阪連続です。『両方当たったどうしよう』と言われたんで無責任に『それは両方いかなきゃ』って」
「あ、ええ、はい。でも全然走れてないんですよ」
「そうですよね。お忙しいでしょうし。私なんかは午前中に時間がとれますしね。今日も8km くらい走ったんですけどもう年です。しんどいです。京都はどうやったんですか」
「京都も当たったんですよ」
「おお、すごい。私も当たってしまったんですよね。こんな言い方はよくないな。もうこれで最後にしようかなと思ってもいます。年ですね。失礼ですけど先生おいくつなんですか」
「54歳です」
「まだまだお若い。どんどんいけますね」とかなんとか走り話ばっかり。いつも玄関口での対応すみません。

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花園中高の案内入り封筒です。今は在籍者はいませんが過去にはかなりの生徒がお世話になっています。

昨日の花の名を今思い出しました。「ピラカンサス」です。日本語では「常盤山査子(トキワサンザシ)」。年のせいでしょう。知っているものの名が出てこなかったり新しいものの名を覚えにくかったりします。なんともはや、情け無しであります。

できなくなることがふえるんでしょうかね、今後。今でも心身頭脳ともに感じます。年を殊更に負とは思いません。いややはりそう感じるか。どうでしょう。「走る」ということからだけ思うと感じるかな。

ふつうに見れば十分じいさんの域に入りました。
「いつ電車で席を譲られるかな」と思います。

今朝ランニング中保育園児らと遭遇。
「こんにちは。おじさんなにしてんのん」

「おじさん」でした。「おじいさん」ではありませんでした。かろうじて「おじさん」かなあ。
いや、そいうことを思うことじたいはっきり「おじいさん」です。