『雑草』

2017年10月20日

早起き勉強会。たくさんの高校の話を聞くことができました。
「高校時代、懐かしいな。もう一回やってみたいな」と還暦を超えたつゆはらくんは自分のそれを思い出しながら話を聞いていました。40年以上も前になりました。すっかりおじいちゃん。年をとったものです。

ゼミに着くとにゃんこがいます。「ちちっ」と舌を鳴らすと逃げますが興味はありそう。立ち止まり振り返ります。
「なんや、このじいさん」とでも言いたげな顔ではありませんか。

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北局で切手を購入。せっかくなのでできるだけ受け取った人が楽しくなるようなそれを買います。今日は「身近な動物」というので犬が扱われています。初めてです。犬かわいいです。


さて小学生がやって来ます。
「塾長。『ツユクサ』ってなんですか」
「花だよ。そこらに生えてるよ。見たことあるはずやで」。とスマートフォンで探して画像を見せます。
「あ、見たことあります。雑草なんですね」
「でしょ。でも『雑草』という花も草もないねんで。知らないだけでみんな名前はあるねんで」
「あ、ぼくそれなんか学校の授業でそんな詩を読んだ気がします」
「おお、そうか。それは知らんな」と調べてみました。ありました。

雑草のうた
         鶴岡 千代子
せっかく 花を さかせても
せっかく 葉っぱを ひろげても
ふりむいていく 人はない

それでも 平気さ みんなして
むんむん草むら つくってく

どんなに のどが かわいても
どんなに ほこりを かぶっても
水など くれる 人はない

それでも 平気さ 上むいて
のびたいほうだい のびていく

オオバコ ハコベ ヒメジョオン
ちゃんと 名前が ついてても
よびかけてくる 人はない

それでも平気さ いつだって
きらきらしながら 生きていく

いい詩ですね。勝手な引用は厳密には著作権侵害にあたるのでしょうが勘弁してください。

ふりむかれずとも、よびかけられなくても、水をもらえなくても平気できらきら輝き、のびたいほうだい生きていかなけりゃね。『雑草』のように強くね。