幸せな最期

2017年07月07日

宝ヶ池を歩いて(走ってちゃうのん?「しんどくて歩くくらいの速さなんで」そうか。むりすんなや)いてシカに遭遇。
「おいおい、きみら無防備やな」とか話しかけると反応はあります。
「このじいさんなんや?」。でもすぐに草を食み食み(はみはみ)。警戒度が低いです。だんだん厚かましくなってきています。そのうち奈良や北海道みたいに「獣害」になるのかな。

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まあ、ぱっと見はかわいいですよね。何の問題もありません。度が過ぎると菜園や花壇の被害がでてきましょう。車などとの衝突事故もね。いいところもあればそうじゃないところも併せ持ちます。きっと、世のすべてがそうなんかな・・・・・・

共存の道を探らねばいけませんね。


荻原浩さんの『二千七百の夏と冬』上下終えました。よかったです。自身が数千年を旅したような気にさせられます。
「カー」や「イー」、「オホカミィ」「クムゥ」、「ヌー」など、彼(荻原さん)の想像語(当然ある程度の裏づけはあるのでしょう)であろう単語がおもしろいです。

結末は悲しいことが予測され、読み終えるのに大きなためらいがありました。長い読書人生であまりないことです。

幸せな結末ではありませんでした。

いや、ウルクとカヒィにとってはこれ以上ない幸せな最期だったと断言できます。

よかったです。読み終えるのが惜しいと思える話でした。