70歳現役?
2017年05月11日
小学生の授業をしていると自転車を止める音。外階段をだれかが上がってきます。
「ん? Kが来たのかな」と思ているとKMさんとMRくんです。
「こんにちは~。おひさしぶりです~。暇やし遊びに来ました~」とMさん。
「おお、おおよく来た。小学生来てるしあんまり相手はできないけど。どう、二人とも学校楽しいか」
「はい、むっちゃ」
「Rは?」
「楽しいです」
「部活やってんの? 準硬か?」
「いや、軟式です」
「そうか、そうか。Mは?」
「帰宅部ですがクラブチームでソフトやってます」
「そうなんだ」。とかなんとか。
「懐かしいな。せんせ、全然変わってませんね」
「そら、まだ2か月やで、変わる訳ないやん」
「上見てきていいですか?」
「いいよ、いいよ」。沖縄土産のパイナップル味ハイチュウを。
「ありがとうございます」。その後2人で2階で何やら楽しそうにしゃべっていました。
帰り際にMが言います。
「せっかく来たしいっしょに写真撮ってください」
「え、ああ、いいよ。なんか照れるな」
「せんせ、『なんたらかんたら』って知ったはります」
「え、なにそれ? 知らんなあ」と画面を見ると私の頭に耳が生えたり鼻がかわいらしくなったりしています。どっかで見たことはあります。いろんなアプリ(?)があるんですね。
いやうれしかったですね、来てくれて。
「また時間あったら来ます」
「うん。Rは近いからすれ違うこともあるやろけどMはなあ。またいつでも来てや」
教え子が訪ねて来てくれるというのはとってもうれしいことであります。
30年以上やらせてもらって何人くらいの生徒らと出会い、送り出したのかなあ。わかりません。
いろんな子たちがいましたね。いろいろなことがありましたね。今でも不意に、何気ない折に思い出します。嫌なことももちろんうれしかったことも悲しかったことも腹が立ってどうしようもなかったことも・・・・・・ほんとにほんとにいっぱいありました。
今の私があるのはある意味彼らの、彼らとの経験の、おかげなのでしょう、かね。
今後もできる限りやっていきます。何歳までできましょうか。
「働かざる者食うべからず」というより「働かざる俺食うことできず」というのが正しいところですか。
元気な限り働かせてもらいます。65歳でも70歳でもばりばりやりまっせ。(ほんまかいな「いや、ちょっと自信ないかな」)
生徒が来てくれればいつまででもやります。そう、来てくれればね。
理科の教科書に載せてもいいくらいにみごとなスギゴケが群生。冬中日が当たらないプランターです。それでもコムラサキが去年の種から芽生えました。双方ともたくましいですね。
右は中1理科授業中に裏庭からもいできたツバキの葉とアジサイの葉です。網状脈の現物です。
身近に見せられる標本があると生徒らも実感しやすいかな? どうだろ?
春テストが近づいてきました。しっかり準備しましょう、してもらいましょう。