現実逃避? 醍醐味?

2017年04月29日

「まあ大丈夫だろ」。大丈夫ではありませんでした。
今出川辺りで風が強くなり、雨もポツポツ。御池まで行きましたが本降りに。雷も。濡れて体が冷え寒さを感じました。
北大路まで帰り、なか卯で牛丼。そのあとは地下鉄で帰宅。12km 走って108。借りを8km 返せました。まだ5km くらい残っています。


「野の花でまだお見せしていない花を」と昨日書きましたが、そうそうないことに気づきました。

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園芸種や今までに掲載したものもふくめて載せさせてもらいます。なにもない日もあると思いますんでよろしくお願いします。
左はマツバウンラン、中はコメツブツメクサ、右はナガバギシギシだと思います。本を仕入れに徒歩でブックオフへ。その途中でやっと見つけて撮りました。


高村薫さんの『マークスの山』上下を読みました。ちょっとわかりづらいというか暗い感じです。重かったです。
一作ではわからないんで続いて『照柿』(「てりがき」と読んで色を表す言葉のようです)を。
やはり重くて深くて暗くて難しかったです。私にはあまり合わないかな。

前者は「山」、後者は「ベアリング製造工場」が詳細につづられます。前者は趣味として知っていてもいいかなと思える知識です。後者の知識は「自分が何年も働いてはったんやろか」と驚く描写がつづられています。
経験なく取材のみでの出来上がりなんでしょうか。作家さんのすごさを感じます。
私ごときが評価するのはおこがましいですね。

本はまったく見たこともなく、聞いたこともない世界に私を連れて行ってくれます。自身体験できればいいこともありますが、話の世界だけにとどめておかないといけない危険な場面もあります。それが読書の醍醐味でしょうか。単なる、まあ現実逃避という側面もありますね。