『人類資金』
2017年01月17日
授業後、MRくん、KYさん、KMさんが残ってました。
玄関扉が開いてだれかが上がってくる気配が。
「忘れ物かな」。NSくんでした。
「せんせ、外の階段下りたところやばいですよ。つるっつるに凍ってます」
「え、そうなの。雪かいたのに水分が残ってて凍ったのかな。ありがとうね」
雪かき用の長靴をはいていましたが、滑りました。いやあ、彼が言ってくれなかったら転んでいたぞ。ありがとさん。いいとこあるよねNSくん。帰りかけていたのにわざわざ伝えに来てくれるのはできることではありません。
帰路、原谷の坂を下っていると路面がつぶつぶ光っています。
「凍ってる?」。よく見ると融雪剤です。さらに進むと軽トラックの荷台に人が乗って撒いています。
「この寒空に仕事とはいえたいへんだな」と思っていると道を譲ってくれます。謝意をこめて警笛1発。先に行かせてもらいました。ありがとさん。おつかれさん。
『人類資金』を読んでいます。全7巻の7巻目です。
実は2013年に6巻まで読みました。そのときの「帯」にありました。
「いよいよ完結。2014年夏、第7巻刊行予定」。その後、新刊情報に注意を払っていたつもりですが一向にその気配がありませんでした。(あなたの注意力不足なんじゃないの「かもしれません」)
昨年末ブックオフで、その「7巻」を見つけました。思わず声が出ました。
「うおお」。700頁に及ぶ最終巻です(1~6巻は200頁前後です)。さすがに内容はうろ覚えなんで1~6を本棚から探して読み返しました。そして昨日から7巻にかかりました。
「ポツダム」を受け入れアメリカの支配下に置かれる直前の日本から始まり、阪神淡路大震災、リーマンショックや東日本大震災までもが織り込まれた大作です。難しくて私には理解しにくい部分も多いんですがおもしろいです。福井晴敏さんです。
「M資金」天才詐欺師、真舟雄一にCIA、「市ヶ谷」、日本最大級の指定暴力団も絡みます。舞台も日本だけでなく東南アジアの某国やロシアにも。この後アメリカにもうつるかもしれません。(たぶん)
壮大です。
早く読み進めたいんですが時間があまりありません。やるとこをてきぱきやって(そう、あんたは仕事が遅いねん「すみません」)時間をつくります。(こんな駄文を書いている時間があるんならそれを振り分ければ?「冷静なご指摘ありがとうございます。心がけます」)
やらざるは少なくありませんが鋭意片づけ本読みます。
走らんとな。こっちも大事です。「京都」まで1か月しかありません。今月はまだ34です、たったの。
できる限りやってみます。