夢かなう
2016年08月26日
小学生の授業中。外階段を上がってくる真っ黒に日焼けした精悍な若者と目が合います。
「だれ? おお、MT」歩きつつ気づきます。
「せんせ、今連絡がきました。消防士になれました」
「え、そうか。すごいな」
「親にもまだ言うてないんですよ」
「え、すぐ報告せなあかんやん」
「いや、まだ仕事中やろし。ここへはまず来なあかんと思て」
「そうか、ありがとう。おめでとう」がっちり握手。
「川崎なんですよ。横浜のとなりの」
「おお、そうか。遠くに行っちゃうんだ」
「まだ3月まではいますし、その前にまた来ます」
「おめでとう。よかったな」目頭からよだれが・・・・・・
小学生の教室へもどると子どもらが言います。
「塾長、目が泣いてる」
「なんでやねんな。泣いてへんわ」。泣いています。
「そんなうれしいんや」うれしいですよ。
うれしかった。ずっと思い続けた夢を彼はかなえました。
「これからの方がたいへんやな。がんばれよ。ある意味命がけの仕事やしな」
とかなんとかの会話を。
推薦入試直前の模擬面接を思い起こします。
夢をかなえました。21歳でしょうか。彼の今後の人生をいっしょに楽しませてもらいたいですね。
夢いっぱいだ。おじ(い)さんも負けずに夢を持っていきまする。
診察台(? 治療いす)に座ること1時間30分以上。疲れました。へとへと。
時間に比してか治療費も大台、1万円超え。次はちゃんとした入れ歯(じいさんくさい言葉だ)をつけるんで32,000円くらい必要らしいです。なかなかの出費でありまする。都合します。歯抜け状態から脱却できるし相応の対価です。
上の歯は1本以外は自分の歯。下は自分の歯の方が少ないです。理由はわかりませんがおじいちゃんなんでやむなしです。
確実に年は過ぎます、重ねます。そうしつつ今を生きます。
つゆはらくんも年をとりました。間もなく60歳ですよ。自分自身で信じられない人生を送っています。
父も母も生きられなかった人生をろくでもない私が送らせてもらっていていいんんでしょうか?
せいぜい、せいいっぱ生きさせてもらわにゃね。
筋トレします。