非力
2016年03月09日
東日本大震災から5年がたとうとしています。
今日の定例会で当時、現地でまさしく災害対策に当たられた多賀城駐屯地連隊長さんのお話をうかがいました。一佐、一等陸佐。まさかそんな偉い方が来られるとは、というくらいの階級の方です。
隊長さんはじめ隊員の方のご苦労や被災された方の話を聞くと、年をとって涙腺がゆるくなっただれかさんは困りました。(ハンカチ濡れた)
父親が陸上自衛官だったことを重ね合わせました。厳しい父親でした。早くに亡くなったんで大人同士の話ができなかったのが悔やまれます。
生きていても震災時は退官しています。その父親がどんなことを言うか聞いてみたかった気もします。
亡くなられた方の無念や、家族のことを顧みることができぬままに任務を遂行された隊員の方を思うと何もできなかった自分が恥ずかしいです。
悲しく重いんで現実から目をそむけていた私がいます。まだ終わっていない現実があります。自分に何かできることはないかと考えてみます。
直後にはささやかな募金をしました。できることはそれくらいです。自分の生活でいっぱいいっぱいな面は否めません。できれば少しでも何かをします。
といってもできることはたかが知れています。
非力ですね。できることをやります。