『解夏』
2015年02月11日
学生時の因縁で体育会の歓送会へ。
長く生きていて、大学地元に過ごすといろいろしがらみも生まれます。
いつものように校歌斉唱から始まります。不思議なもので卒業後40年近くなりますが歌えます。一言半句違えず歌えます。
たまたま隣り合った大先輩らしき方と話します。
なんでもスケート部です。関西の地にあって「スケート」は珍しい。
彼は疎開で山形に子ども時代を送り、昭和28年に入学してスケート部へ入ったそうです。
「私は31年に生まれました」というと先輩は複雑ながらも大笑いをされました。
そんなこんなであっという間にお開きの時間。
お定まりの応援歌合唱です。
これまたしっかり覚えていて歌えました。体育会に育つとこんなことができます。なんの得も損もありません。
損得、利害関係がないからこその関係でしょう。まあその場をそれに生かす方もいらっしゃいますがそれはそれでまたよし。そういうもんでしょう。
『解夏』終えました。表題作はじめ他3編。いずれもそれぞれの秀逸をもった作品でした。
病、老い、人を愛すること、どうやって生きるか、避けたいが避けられぬことを考えさせられます。
自分は不死身みたいに錯覚している誰か(私です)がいます。でもいつかはそれが訪れ向き合うときがくるんでしょうかね。どうだろ。
「最期までしゃんとして生きていたいな」と考えるようになったこと自体が「老い」なんでしょうね。
両親は早逝でしたんで私の回りには今のところそういう人は幸いいません。
自分がそのはじめてになりたくはないですね。努力でそれができるならしたいです。
朝起きて17km 走って、その後もいろいろ。忙しくもあり、そうでもなかったかな、の一日でありました。