恩をおくる
2015年01月05日
新年初日。
「お年玉いっぱいもらったかあ?」
「5,000円」
「おお」
「10,000円」
「おおお」
中には30,000円という果報者もいました。かく言う私も大学生の頃親戚からいっぱいいただきました。お年玉ではありませんが大学の合格祝いは合計13万円くらいあったと思います。新生活の家具(というほどのものではありませんが必需品ですね。何しろ3畳一間の間借り下宿ですから)を買いました。
親戚が多く、大おばあちゃんも健在であちこちからなんだかんだもらっていました。
自分が稼ぐようになってからは従兄弟連中の最年長、年も離れていたんで少しずつやりました。ばあちゃんや大ばあちゃん、母親などにはけっこう張り込んで渡しました。ある正月は15万円ほどかかった記憶があります。それでももらった恩は送り切れていませんね。親やばあちゃんたちは喜んでくれました。
「努からのう、お年玉をもらうとはのう」とばあちゃんが言っていました。娘らがそれをもらっていたから、けっきょく恩送りはできていません。
おじやおばにはまったく恩送りはできぬままです。すみません。すっかり疎遠になっています。お許しあれ。
母親にはいくらか孝行はできたかもしれませんが父親は早死に。何もせぬままでした。唯一、本人が食べたがった、季節外れの早生ミカンを探し回って手に入れてやったことが思い出されます。
「おお、すまんな。ありがとう」だったかなんだか言ったな。
「ん、ああ、まあな」とか言って、涙を見せまいと病院の屋上へ行ったかな、俺は。
「もうちょっと生きられたらよかったのになあおやじ」と思います。
親が生きている人は孝行しいや。死んでしまったらできませんよ。
すみません。新年早々湿っぽい話になりました。
生徒たちは元気です。
今日から来てくれたKKくんのIDカードを作るために写真を撮っていると割り込んできたMRくん、YRくん、MKくんの3人です。
載せていいと言うんで掲載。あの子ら見んのかなあ。嫌だといったFNさんのおとうさんはブログを読んでくださっているようです。ありがとうございます。
お年玉の「恩送り」はできぬまでも生徒らへの「恩送り」が日日できるように心がけなければいけません。