玄人の奥義
2014年12月04日
教材の在庫を探していたらクリスマスの飾りがでてきました。
せっかくだし教室に置きました。
ずいぶん前に買いましたが、最近は出していませんでした。余裕がなかったのかな気持ちに。今だってけして余裕があるわけではありませんが、少しでも教室の潤いになってくれればいいかな。
私の心にも余裕がうまれますように。
スイッチを入れれば硝子繊維がきらきら光ります。きれいです。
帰路たばこを買いにコンビニへ。(ほう、あなたは喫煙者ですか。少数派ですね「知ってるくせに」)
レジで待っていると店員さんがたばこに手をやりながら目顔で私に語ります。
「これですね」(声はありません)
空いたレジへ向かいます。
「よおわからはりましたね」
彼はにっこり照れ笑いふうでした。
感心です。びっくりです。3日に1箱くらい買います。
確かにそのコンビニにはよく寄ります。でも毎回そこで買う訳ではありません。他のものを買うときだってあります。店員さんだって毎日同じ人がいる訳ではありませんよね。にもかかわらず私の顔とたばこの種類まで覚えているのはすごくありませんか。
ホテルや飲食店ならともかくコンビニです。あ、これはコンビニを下に見ているという訳ではありません。不特定多数のどこのだれかもわからんような変なおっさん(私のことです)が数多(「あまた」と読んでください)出入りする店でのことです。
彼の玄人意識に感嘆です。
帰って家内に話すと言いました。
「けっこう覚えているもんだよ。特にあなたの顔はねえ、特徴あるしねえ」
そうですか。特徴ありますか。悪いことはできない顔なんですね。
「ひげ」「めがね」「あやしい」「ありがとうございます」(最後にどこでも言うようにしています)「酒」「たばこ」が鍵かもしれませんね、私を特定する。
「ええ加減で適当」「やたら走りまわっている」「早起き苦手」「本ばっかり読んでいる」なんかも特定材料かな。
あはは。冗談。そんなことがわかる訳はありません。
ともかくすごいです。明日行って彼の爪の垢をもらって玄人の奥義をわけてもらいましょう。
いや、わけてもらいたいくらいです。