山崎豊子さん
2014年11月11日
山崎豊子さん『大地の子』読み始めました。400頁4巻なのでちょっと取りかかるのに踏ん切りが必要でした。なんの予備知識もなく読み始めました。
終戦直後の中国が舞台。文革の嵐が吹き荒れる大地に生きる陸一心。壮絶です。あまりのすさまじさに思わず息をとめている自分がいるのに気づきます。
全体に流れる空気は重く悲惨です。が、展開に期待を抱かせられ先を読みたい気持ちが強く持てる作品ですね。
山崎豊子さんは有名ですがその作を手に取るのは初めてかもしれません。『沈まぬ太陽』は映画で見ました。休憩時間が途中に設けられた大作でした。
この後二、三、四がいかに進むのか楽しみです。
『親子の肖像 アナザーフェイス0』もちょろり読み始めました。大友鉄の外伝です。これもおもしろい。妻を亡くし、息子を育てるために捜査の一線を退き、警視庁総務課に籍を置く以前の彼がいきいきと描かれます。
『親子丼の丸かじり』東海林さだおさんも寝る前に読んでいます。これまたおいしいもんを目の前にしたときの本音や、食べ放題に臨む人の心理や、食に対して誰もが感じる魅力をおもしろおかしく、機微をうがった表現で読ませてくれます。
ときに応じての3冊並行読み。欲張りですね。
さて、そろそろ寝ないば。あすは定例会です。