「武士道フィフティセブン」

2014年10月02日

堂場瞬一さんの『青の懺悔』。おもしろかったです。途中で真犯人がわかってしまいましたが、それでも最後まで一気にいきたい魅力的な話でしたね。

続いて彼の『武士道シックスティーン』。堂場さんは警察小説『ジウ』や『インビジブルレイン』などが代表作。ホラーサスペンス大賞などを受賞している作家さんです。
その彼が女子高生の剣士(剣道選手)を主人公にして書きあげたのが本作です。ちょっと異色なんでしょうか。まだ読み始めたばかりですが楽しい展開を予感させてくれる作品です。

自分自身も中高と剣道をやっていたので懐かしい思い出と重ね合わせつつ読み進めています。

高校のときは伝統校の主将という分に余る大役を仰せつかり難儀しました。「剣道命」とはとても言えませんが自分なりにはやりました。ただ今思うと、ただがむしゃらにやっていただけです。主将の役割を果たしていたのか問えば「否」のような気がします。
器ではありませんでした。もっと考えることが必要だったと今だからわかる気がします。未だに考えるのは苦手ですね。

読書をきっかけに昔を思い出します。ずいぶん遠い過去になりました。

竹刀か木刀を買って素振りを再開しましょうか。
場所が問題だな。広いところがないとできないし深夜あんなものを持って公園にいたりしたら確実に不審者として警察官に職務質問されますね。

今さら剣道そのものを始めるのは無理です。いややってみようかな。「武士道フィフティ-ン」ならぬ「武士道フィフティセブン」でね。

ちょっと考えます。なんてね。