「おもしろい」
2013年06月03日
中学生が来る時間前、原チャリが近づいてきます。見るとIHくんです。
「おお久しぶり。あれどしたん」とつなぎの作業服の胸を指さします。そこには見たことある地元の自動車整備会社の名が。
「そうなんですよ」
「え、就職したんか。よかったな」そう彼は大学卒業後ゼミ近所のコンビニでバイトしていました。苦節3年、仕事が見つかったようです。
「よかったな。正直心配しててん。涙やな」ほんまに目頭熱なった。(はいはい、いつものことやね)
「とは言うても、なんもできひんし勉強して実際にやってみて試験受けてで5年くらいかかるみたいです、一人前になるには」
「そらそやろなあ。まあ素人やもんな。しっかりがんばってや」
「はい」その後当時の生徒や講師の話でしばらくしゃべっていました。
ほんとによかったです。一人前になるまでまだいろいろ大変やろけどがんばってほしいです。せっかく射止めた正社員ですからね。
ツバメがずいぶん大きくなりました。毛色も親鳥に近くなってきました。仕事をしつつ耳で様子を聞いています。
突然尋常じゃない鳴き声が聞こえます。
「すわ、カラスか」と思って出ると。お父さんお母さん以外の成鳥が2羽。どんな場面設定でしょうか。争うふうではありません。友好的でもないんかな・・・・・・カラスでなくてとりあえずよかった。
「さっきな、親鳥以外におっきいのが2羽来ててんやんか。普通ないし、なんかおかしいねんやんか」
「わかった。赤ちゃん生まれたし親戚がお祝いに来たんや」う~むむ。すばらしい解釈。感心、感嘆。素直な発想です。
「おもしろい」
年とった私には思いうかばぬ考えです。
ちっちゃい子の思うがままの感想に拍手をして今日はやすませてもらいます。