妖怪人間ベム
2013年05月20日
朝、京都新聞をめくっています。高校野球、春季大会の結果が鳥羽優勝とでています。
「そっか、鳥羽か。Nくんどうなんやろ」と大写しの写真を見るとなんとNくんが決勝点の滑り込みをやっています。ちょっと興奮しました。がんばっていますね。うれしいです。
夕方小学生のお母さんたちとしゃべっているとTIくんが通りかかりました。彼も先のNくんと同期、敗れた北嵯峨の野球部です。ベンチ入りは果たしていないのかな。中学時は同じチームでした。強豪校で正選手をとるというのは素人にはわからない大変さがあるんでしょうね。
もう一人O高で主将を務めるMDくんもきっとがんばっているんでしょうね。山城へ行ったHくんも続けているはずです。彼らはみんな中学時、同チームでした。それぞれそれなりの活躍を期待したいですね。
誰かが甲子園へ行くようなことがあれば応援しにいきたいですね。夏期講習中なんでうまく時間が合うのは難しいでしょうが、そうなりゃ休講にしてでも行くか? それは無理かな・・・・・・
何年前だろ。北嵯峨が出場したとき教え子が捕手と一塁手として出たことがあります。その時は応援に行けませんでした。FくんとTくんやったな。今どうしてるかな。音信ありませんね。今度、たぶん同級だったCMさんに聞いてみよっと。
強い部活ではその中で選ばれるだけでも大変なんですよね。自分も剣道の強豪校でそれを経験しました。高3になってやっと試合に出られました。しかも主将という大役も仰せつかりました。分にあまるそれで固辞しました。
「おまえがやらなくてだれがやるんだ」という顧問の先生の言葉に抗する術はなく引き受けましたが、しんどい日々でした。
部を統べるという観点からいえば不適な主将でした。よくも悪くも、自分がやることを部員に感じてほしいと思ってやっていたかな。よくわかりません。あまりいい先輩、主将ではなかったことだけは断言できますね。
ときはたちました。だれもなんとも思っていないし許してくれるでしょう。今もう一回やれと言われれば少しはましな主将ができるかもしれませんね。
年を重ねちょっとはそれなりの人間になったかな。いや、まだまだでしょうね。
いつになったら真っ当な人間になれるんでしょうかね。
「早く人間になりたい」といったのは妖怪人間ベムでしたね。
私も56歳にもなりながら「人間」にはなりおおせていないのかもしれませぬ。
ああ、悲しや。
「いやまあ『ヒト』なんてみんなそんなもんやし気にせんでもええで」という救いの声も聞こえます。
まあ、そんなこんなで人生は過ぎていくんでしょうか。
真実はどうなんでしょう。