柴田よしきさん
2013年04月11日
柴田よしきさんの『猫は密室でジャンプする』を読んでいます。
彼女は学生時代を京都で過ごしたらしく京都が舞台の作品が多いんです。この本もそうです。
猫が主役の短編集です。その中の一編に京都の名物が登場します。桂、中村軒の麦代餅(むぎてもち)、今宮さんのあぶり餅、出町の豆餅などが登場します。
小説などで自分がよく知るもの、場所が出てくるとおもしろいし楽しいですね。親近感を覚えます。
明確に舞台がわかるもの、はっきり書いていないもののかなり地域が限定できるもの、まったく特定できないもの、いろいろあります。それぞれ、それなりにおもしろさがあります。
知っているところなら前者が臨場感を感じられていいんですが、知らない場所だと土地勘がないので作家さんの思い入れが伝わってこないことがあります。どちらも善し悪し合わせ持ち、甲乙はつけがたいです。
やはり馴染みの地が出てきた方がうれしいかな。
ゼミに来て2週目のYKくん、小2。おもしろい。私のことを「きみ」と言いました。小2にして「きみ」を知ることに感嘆。私を「きみ」と呼ぶことにびっくりですね。
まあ、なんでもええか。やすませてもらいます。