『八日目の蝉』

2013年03月27日

「ストレス耐性 強い人の共通点」とヤフーニュースにあります。

「働く中でストレスを感じないようにするのは非現実的。だからストレスは『受けて当然のもの』と考えるべき。受けたストレスをいかに発散するかが肝心」なようです。

でそのコツはというと。

「とにかく“自分のための時間”を定期的に作ること。短い時間でも良いので、自分の趣味やスポーツなど、100%自分のために費やせる時間を確保すること。休みがあっても、ずっと寝ていたり、家事に追われたりではストレスは解消できない。それらを削ってでも、自分が楽しめることに没頭する時間を意識的に作ること。“自分のために時間を使えた”という実感が重要」だそうです。

ふ~む。言い得て然り。納得できるかな。

私も人並み(以上に?)にストレスはあるんでしょう(かね?)。自分のために100%費やせる時間と言われるとちょっと疑問符も浮かびます。

走っているときは邪念もあり、仕事のことが頭を過ります。ある意味無心になっているのも事実です。
読書中は他のことが思い浮かぶと文字を追うだけになり中身が通り過ぎるんで集中します。現実逃避にはもってこいです。
ブログを書いているときはさすがに無心という訳にはいきません。日日思うことを、その日あったことを書きなぐっていますからね。

毎夜毎夜、性懲りもなく思いのままに更新しているこれをお読みくださる方はどう読んでくださっているんでしょうか。
「なんの悩みもないバカ親父」というのが一般的なつゆはらくん評でしょう。まあそれなり抱えていますが、ね。

それなりストレスもありますよ。

昔ある人に言われました。
「あなたは気いつかいのふりしてるけど、人のことを気にしてるみたいやけど、実は全然そうやなくて自分のことしか考えてへんねん」そう、そうなんでしょう。私はそんなやつなんですかね。

一応自分なりには他人のことを考えているんですが、それは自己満足なんでしょう。さっぱり他者のことは思いやれていないんでしょう。

56歳になってやっとちょっとなんとかそんなことができるようになったかなあ~? まだまだかも。死ぬまでには身につけたいですね(それでは遅いやろ「ですね」)。


現実逃避の一手段、読書です。
『八日目の蝉』読みました。なかなかおもしろかったです。映像なら最高だったのかなとも思います。(知りませんでしたがなったようですね)
文章ならちょっと違う最終場面にしてくれた方がよかったかなとも思いますが、それはわたくしごときが云々することではありませぬ。

角田光代さんにはもう一つ誘拐を題材にした『キッドナップツアー』というのがありました。『八日目の蝉』とは違い誘拐が素材とは思えぬ作品でした。微笑ましさもありながら泣けたり考えさせられたりという逸品でした。


さてやすませてもらいましょう。現実逃避の読書とともにね。