節約の美

2013年01月08日

接地面が傷んでしまった長靴。
靴直しの店に持って行きました。
「すみません。こんなんなっちゃったんですが直りますか」
「ん~ん、これはちょっと・・・全部換えなだめですね」
「そうですか」
「全部換えるとなると13,600円かかるんですよ」
「え、そんなするんですか」
「はい」
「う~ん、どうしょ。そんなするんですか。まあこれ、気に入ってるし革もええ色になってきたしなあ」
「そうですね。けっこういい靴やし・・・あのう僕のできるところで現金でお支払いいただけるんやったら10,000円で、前からよう来てくれてはりますし、させてもらいます」
「そうですか。それやったらお願いしますわ」

10,000円は大金です。でもそれでこれの代わりは買えません。

買う時珍しく百貨店をはしごして買いました。(汚い格好で行ったんで店員さんから声がかかりませんでした。思いましたね「やはり彼らは身なりを見るんだ」と)

3週間かかるそうです。お金もともかく時間もかかるんですね。

使うのをやめれば「ごみ」になってしまいます。直して使い続けた方がとりあえず節約です。

車は12年目に入りますし、10年近くはいているパンツもあるし、先の長靴も10年近くなります。大学生のときに買ったセーターもまだいます。上向かって右の差し歯は30年以上使っています。極めつけは私の身体。57年目に入りましたが今んところ無事ですね。


江戸時代には商品の数だけその「直し屋さん」があったと聞きます。
捨てるのが美学みたいにいう人や本があるようですが俺はそうじゃないと思います。いらないものは極力買わない。買ったら買ったで長く使ってやる。その方がずっといいと思いますが、いかがでしょう。


まあ節約は得意やけど節制は苦手です。