自分のことは自分でね

2013年01月07日

「後悔という文字は後で悔やむと書く。やらずにやらなかったことを悔やむことくらい愚かなことはない。それならやることをやった方がずっといい」陳腐なことばですが、沁みました。『そして、警官は奔る』日明恩(たちもりめぐみ)さんに出てくることばです。ちょっと不調なつゆはらくんにしみじみ沁み込みます。

前作『それでも、警官は微笑(わら)う』と同じ登場人物です。これぞ警官、武骨、不器用、悪を追いつめるにけっして妥協のない武本に、茶道家元次男坊、潮崎がからみます。おちゃらけてはいるが、国家公務員Ⅰ種に合格した天才です。
社会問題に警察内部の確執、葛藤に人がからみ、織りなすドラマ。すさまじく心揺さぶられます。

700頁に及ぶ大作ですがあっという間に読み切ってしまえます。ぜひ!!


堂場瞬一さん『七つの証言』を読み進めています。鳴沢了が主人公。すべてに対して禁欲的。刑事として生きるのに無駄なことは一切しない人間です。
彼の他作品の登場人物も重なり出演。なかなかおもしろいです。


本ばかり読んでいないで仕事せにゃね。忙しいですがちょっとしんどくてなかなか捗りません。でもやることはやらないと何方もやってくれません。自分がやるしかありません。