思いやる

2012年11月29日

大阪マラソン(またか)です。

ランナーズアイとやらで自分の走る姿をネット上で動画で見られることを知りました。
見ました。見なければよかったです。あまりによれよれです。15、25、35km 地点にテレビカメラがあって映しているようです。ナンバーや氏名を入力するとその場面が見られるんです。不思議です。というかすごいことができるんですね。
そう言えば走っている人たちが突然手を振ったりVサインをしたりしていました。私にそんな余裕はありません。「こいつらなんやねん」と内心思っていました。
そういうことだったんですね。私ももう少し笑顔で走らなければいけませぬ。笑顔と顔をあげて走るのは心がけていたつもりですが後半はできていませんでした。


そこにある記録によると25km 地点までは5分/km ペースでいっています。順位は20km 地点が2986位で最高。その後だんだん順位を落とします。30でペースが6分に落ち、最後の2km にいたっては16分近くかかっています。まあいつものことです。痩せ馬の先走りです。

結果3時間55分16秒で4614位です。公式記録はまだきません。まあ自分としては精一杯ですね。ようやったと思います。自画自賛です。でもほんまそう思っています。


今日は衣中テスト明け休み。他にやることも山積ですがこんなときでもなければできないんで原谷の花を植え替えてやりました。パンジー55ポット。

けっこう時間がかかりました。来春春夏の花を植えるまで半年ほど楽しませてくれるでしょう。

花をいじっているとMKくんがやってきました。
「あれ、どしたん?」
「テスト前やし自習しにきました」
「おお、そうか。今日は中学生休みやし好きな部屋で勉強し。10時半までええしな」
「あ、はい。ありがとうございます」いやあ、やる気やね。うれしいです。がんばっていい点とりましょう。


帰ってニュースを見ていると北海道の停電を報じています。この時期かの地での停電は厳しいですね。私のいたころは石炭ストーブでしたから停電は直接的な影響はありません。今は電気が止まればファンヒータや集中暖房はお手上げです。水道関係が凍らないように遠くから祈っています。

70歳を超えたご婦人がテレビの中でおっしゃっていました。
「こんな寒い中、外で電線張ってる人たちはたいへんだ」
自分のたいへんさをおいて他者のそれに気持ちが及ぶその心根に私は感動しました。なかなか口にできることではありません。
「なにやってんのよ。早く復旧しなさいよ」と言わず、必死で復旧に努める北電の作業員の苦労を慮れるあなたに敬服です。
ご高齢だから言える科白かもしれません。彼女らはきっともっとたいへんな時代を越えてこられたんだと思います。

彼女らの言葉に思わず涙ぐんだ私は変でしょうか。
他者を思いやる気持ちは重要です。

私が釧路で過ごしたころも今思えばけっこうたいへんでした。いやそうでもないか。それが当然と思っていたかもしれません。

三畳一間で勉強していました。狭いんで部屋にはせいぜい電気ストーブがあったようななかったような。アルミサッシがあるはずもなく、建てつけの悪い木枠の二重窓の間には吹き溜まりができる部屋で朝を迎えました。よくあんなところで生活していましたね。


懐かしみはこんくらいにしてやすみます。