金本選手、引退
2012年09月13日
金本さんが今季限りの引退を発表しました。
讀賣に逸話があります。
日ハムの中田翔選手と会食時求めに応じ携帯電話に「野球道、とどまるところなし」と書いたそうです。この言葉は金本選手自身がダイエー監督だった王さんから送られたそうです。王さんから金本さんへそして中田くんへ。稀代の本塁打王から1492試合連続フル出場の鉄人へ受け継がれた言葉です。重みを感じます。さてそれを受けた中田くんはまだまだその境地には達していません。最近の活躍を見ると20年後くらいに世間が納得してその言葉を誰かに送っているかもしれませんね。楽しみです。もっとも私がそれを見届けられるか否かは謎です。
先の件を読んでいるだけでも涙目になったTくんは泣き虫です。
「野球は人生そのもの。2、3割の喜びを追い続け、7、8割が苦しいという野球人生だった」という言葉に彼のしんどさが凝縮されています。元々細く非力な身体を鍛えあげました。数々の故障を乗り越え蘇りました。骨折した翌日に右手一本で打ったヒットは今も瞼に残ります。
過去にも彼の活躍を文章にさせてもらいました。表舞台で見る華やかさの裏には人知れぬ、並々ならぬ努力が潜んでいるんでしょう。花開き実を結ぶのはそれほどに大変なことなんです。俺もいつか花開き実を結びたいな、いや結ぶべくがんばりましょう。いや結ぶぞ。どうかな? まあやらせていただきます。そうなるべく。
あ、ここまで書いてなんですが、私は阪神ファンではありません。ただ懸命にやった方への賛辞は惜しみません。よってこの話になっています。
西賀茂の稲が実りました。ここまで来るのに5、6か月でしょうか。お百姓さんは大変だったでしょう。「米」という感じを分解すれば「八十八」になる。それだけの手間があって初めて刈り入れの時を迎えられる米なんだとよく聞きます。
なんでもいっしょでしょう。実を結ぶにはそれなりの努力は避けられません。その多寡によって喜びや成功の大きさも違うんでしょうか。
私も自分なりにやってきましたが、それがどのくらいの大きさかはわかりません。
今後もわからぬままもやるべきことをやっていく所存でありまするでする。
あはは、相変わらずですね。