職人
2012年08月23日
ゼミの教室から建築中の家が見えます。
今日は表を覆っていた足場を外していました。
上、中、地面に分かれて手際よく分解していきます。
上が外し、中が中継し、下が受け取ります。見事な連携技です。
高いとこが苦手なつゆはらくんは見ているだけで脚がすくみそうです。
足場が取り払われた家の外では一人の職人さんが雨に濡れるのにもかまわず土を掘り返しなにやらやっています。満足できないのか何度も何度もやり直しています。
もう一軒の家では内装の職人さんが細かな仕上げをやっている様子がうかがえます。こちらも一寸たりとも手を抜かぬ気質が遠くからでも感じられます。
いい仕事をしたいという一心のなせる技なんでしょうか。
数千万円の対価を支払って買うんですから、手に入れたそれに満足できなかったらその不満は増大。作った側としてもその不満に対して申し訳なさを感じるのが人の情でしょう。
「職人さんはすごいなあ」と昔思いました。
ゼミの改装で左官屋さんが来て生コンを鏝一丁ですいすいすらすら仕上げていくのを見たときに感動しました。
「俺もこんな仕事ができるようにならなあかんな」と思いました。
ずいぶん前、生徒を連れて信楽へ。そのとき教えてくれた先生の手技に感動。「私は講師になって10年ン。今から時を過ごして彼と同じようになっているんだろうか」と書いた覚えがあります。果たして今の自分はそうなっているんかな、否。
できてねえか。
さていかに????