どうしよう
2012年07月19日
カラスよけにとネットを張ってやりました。一辺13cm の正方形が連なるそれです。ツバメの親たちその間を飛んで入ってくれるかと様子を見ていましたがだめです。警戒心が強いのかネットが垂れ下がっていると隙間があってもネット前で旋回して巣にもどりません。
「だめか」慌てて片方をたくし上げると巣に入りました。ヒナの声が常に聞こえるくらいに成長しています。「外敵から守ってやって無事に巣立ちを」と考えての措置です。果たしてそれでいいのかなとも思います。かわいいヒナを守りたいのは当然ですが、無事に巣立てなくても止む無し、かなとも。自然界の食物連鎖、弱肉強食を乱してまで人の手をいいんでしょうか。悩ましい問題です。
「あほ。なに言うてんねん。守ったりいや」の声と「そこまでせんでもええやん。自然の摂理に任しいや」との声が交錯します。
「絶対守ったる」と固い決意が揺らぎます。
うまく表現できません。自然に任せるべきなんでしょうか。せっかく用意した突っ張り棒やネットはむだになりますが……
今少し考えます。
「どうしよう」
遅い昼食をなか卯で食べていると人の近づく気配が。
「せんせ、せんせ」最初は自分が呼ばれているとはわかりませんでした。新聞を読みながら(すみません。お行儀悪ですね)食べていましたから。
見るとTBくんです。高2になった双子の片割れです。
「おお、元気やったか。Sも元気か?」
「はい」と他愛もない会話。すっかり高校生らしくなっていました。
みんな成長します。
そう8時半からはさっきのTBくん同級のDくんが個別初回授業です。
久々なんで授業の時機をはかって顔を見なければと思っていたらやってきました。すっかり大人ぽくなって現れます。
「おお、久しぶり。やることしっかりやれよ」
「あ、はい」
みんな大きくなります。
私の身体はこれ以上大きくはなりません。いいとこ飲み過ぎ、食べ過ぎで腹が出るくらいでしょう。
でもヒトとしてはまだまだ成長できるかもしれません。
心がけましょう。
『インビジブル レイン』読みました。傑作でした。
詳細は明日以降にさせてもらいます。詳細を書く訳にはいきませんか、その小説の範疇を思うと。