そこはとなく
2012年07月13日
「Sくんのお母さんからお電話があったんで折り返しお願いします」
「はい、わかりました」個別で来てくれている高3生です。
細かい内容はおきます。とんでもなくよい成績(お母さんのことば)をもらってきたようです。電話の向こうの声が弾んでいるを超えて潤んでいます。
「親バカなんでしょうけど、やってくれるやんと思って……」
「うれしいですね」
「いや、ほんまにうれしいです」
「私たちにとってもそれが一番うれしいんです」
「ありがとうございます」
「いや、彼ががんばったんです」
うちの個別だけでは不十分な面もあるし正直大手さんの夏期講習を勧める気持ちもない訳ではなく。その提案も考えていました。が、彼自身そこまで自分が到達していないということで夏に時間数をふやして対応するという結論を選びました。彼が大学に合格できるよううちでできることを最大限してやれればと考えています。結果秋から大手へ行ってうちから離れることになってもそれはそれでいいでしょう。がんばれSKくん。
真面目な子です。小6から来てくれていますか。中学3年間は真面目を体現していい成績をとりました。高校進学後クラブに打ち込み2年途中に個別で戻ってきてくれました。こたえたいですね。彼の気持ちに。
中3生の面談が進んでいます。それぞれの事情の中でみんな一生懸命なんでしょう。それらにもこたえてやらなくてはいけません。
今日の最後の授業は中3数学。平方根の簡単な乗法・除法ですが、できない子は難儀していました。64が何の平方か49が7の平方だということにぱっと気づかないんですよね。小学校の基本的な勉強の大切さを実感しますね。
小学生のみなさん、九九や分数、小数などをないがしろにせずしっかり身につけてくださいね。何事も基本が大事です。
漢字・言葉も大切です。知っている漢字、言葉の多寡は勉強をしていくうえで決定的な面があります。
「慮る」や「頷く」、「紐解く」なんていうのは読めなくても差し障りはありません。が小学校6年間で習う漢字の読み書きは最低限習得しておきましょう。
いろんな文章に接して言葉も多くしておいてほしいですね。語彙が豊富か否かは読む力を左右します。文章の深みを理解するにはさらにその人の体験の多少が影響するんでしょうが、それ以前でお手上げにならないためには年相応の漢字・言葉を自分のものにしておいてもらいたいですね。
とかなんとかえらそうなことを言えるつゆちゃんではありませんが、今日授業をしていて気づいたことを思うままに書かせてもらいました。
思うことは日日いっぱいあります。それを伝える筆力が足りず、思考力もなく、根気もなく、ないない尽くしの私ですが今後も由無し事を綴っていこうと思っています。