たくましく
2012年06月28日
車を置いてゼミへてくてく。
ふと見ると道を横切る黒い昆虫。コクワガタ(?)のメスでしょうか。
「こんなとこ歩いてたら車に轢かれんで」とつかまえ道端の茂みに放ちました。
ちょっと大きめ、コクワではないかもしれません。カメラを正面に据えると顎をあげ、いっちょまえに威嚇姿勢をとりました。彼女がとりついているのは、つゆじい、私の手。どこのおじいさんかと思わせるほどしわしわです。自分の姿を撮られた写真の中で見ると現実を痛感します。
「いやあいつの間にかすっかり年をくっちゃったね、つゆはらくん」とね。
ともあれ夏が来たんですね。クワガタが目につくんですから。
子どものころはカブトやクワガタをとるのに必死になっていました。夏休みには夕方クヌギ林に、なんか蜜を塗りに行きました。翌朝誰よりも早くそこへ行くために早起きをして駆けつけた記憶があります。今の私、早起き苦手からは想像もできない行動ですね。
母親の郷里(香川)では製材をしているおじいちゃんがいました。
虫好きの俺を知っているじいちゃんは、手作りの虫籠にいっぱいの、向こうがみえないくらいのカブトムシを捕まえてくれていました~。
うれしかったですね。というか今の子たちにはけっして味わえない喜び絶頂の瞬間を味あわせてもらいました。
懐かしいですね。半世紀前です。自分の人生に「半世紀」前という言葉を使うことに歴史を感じます。中学生の社会、歴史の本に私の生まれ年が載るようになってけっこうたちます。
「日ソ共同宣言があって、俺の誕生を祝って日本は国際社会に復帰できたんや」と、しょうもないことをいつも言っています。
さておき徒に年を重ねたね。
この先の自分の人生はどうなるんでしょうかね。それは誰にもわかりません。そう、それだからこそおもしろいんでしょうね。
というか消費増税の法案も通りました。全然楽しくないですね。不安の方が大きいですね。
そうなればなったでそれに対応していかなければなりません。
たいへんですね。他人ごとではありません。自分ごとです。
逞しく生きていきましょう。