小説も事実より奇です
2012年05月16日
夕べ、というか今朝、読んでいた本の結末を知りたくてついつい。終えてやすむとき時刻を見ると3:38でした。
『てのひらの闇』藤原伊織さんです。自主退職を決意した飲料会社の課長が、自殺した恩義ある会長の死の真相をつかむべく行動を始めます。徐々に明らかにされる堀江課長自身の信じられない生い立ち。そこに部下、やくざ、バーを経営するハーフの姉弟などが絡みます。息をもつかせぬ展開、一気に読まざるを得ない構成でした。面白かったです。
面白い本は愛すべき宝ですね。すばらしい世界を味あわせてくれます。絶対に実体験できないことを楽しめます。(ほんまにそんなんなったら怖いです)
「事実は小説よりも奇なり」とも言います。確かにそれも然りですが「小説も事実より奇やで」も真実でしょう。
みなさんも是非お楽しみください、本を。
かなり読む速度は落ちていますが41冊目です。初対面も14人と新規開拓もなかなかのものです。
福井晴敏さん、藤原伊織さん、誉田哲也さんなどいい出会いもいっぱいあります。まだ半年以上ある2012年、この後のすばらしい出会いを期待したいですね。