当たり前に感謝、です
2012年04月02日
立命館大学の入学式が衣笠などの校地で行われたようです。昨年までは大阪のドーム球場などを使っていましたよね。
「それってどうなの?」と正直思っていました。やはり学びの地でやるべきでしょう。そう考えれば本来の姿に戻ったということでしょう。
あちこちで新入生らしき学生さんがうろうろしています。初々しいですね。私も40年近く前、北海道の地方都市から向学心に燃えて(うそです)京都の地にやって来ました。都会に気後れする自分を悟られまいという気持ちがありましたでしょうか。まあ見る人が見ればすぐわかる虚勢です。若かったですね。いろいろなことを思い出します。
水が合わなかったのか4月終わりころ下痢が続き辛い目を味わいました。初めての独り暮らしで頼る人もなく心細かったです。知りあって間もない級友が訪ねてくれてうれしかった覚えがあります。
3畳一間の間借りでした。大家さんの2階に住んでいました。部屋代は3,000円か3,500円だったかな。仕送りは3万円だったと記憶しています。部屋には机代わりのこたつと生協で買った本棚、当時「ファンシーケース」と呼ばれた簡易衣装収納家具と布団だけがありました。テレビはもちろん冷蔵庫もなかったです。もちろんエアコンなんてあるはずもありません。よくもまあこの暑い京都の夏や底冷えの冬を過ごしたものです。今なら無理かもしれませんが当時はなんの障害も不都合も感じませんでしたね。世が世だったんでしょう。それが当然だったから「耐える」という感はありませんでした。
そう考えるとずいぶん軟弱になってしまった自分を寂しく思います。時代は違いますが、何もなくてもなんでもなかったあの時代の自分を思い出して見るのもいいでしょう。
人並みの生活が営める毎日に感謝せねばね。
さてゼミも今日から新年度。学校よりはひと足早い開講です。正直急な入塾生やなんやかんやでぱたぱたしました。
みんなの笑顔が見られるのは幸せです。新しい一年またやれることをやれるだけやらせてもらいます。