「思い」は「言葉」に
2012年02月29日
さびしいです。小3が3人巣立ちました。
「なんで? これからやん」と思われましょうがうちは中学入試をやっていません。幼児からあがってきた「きらり」の子たちは優秀な子が多いんです。
中学を受けるためにたいがいが4年から大手の進学塾へ移ります。3年後にけっこうすごい中学へ合格します。洛星、東大寺に合格したり、立命館の編入にも全員が合格したりもしています。そういやあ洛北の中高一貫校にも受かりもしたな。
「お陰さまでS学園の一番上のクラスに受かりました」
「せんせのおかげですわ。うちの子があそこの入塾試験に受かったのは」といろいろおっしゃってくださいますが、うれしいのか悲しいのか複雑です。
残念ですがあとは彼らの健闘を祈るのみです。3年後にいい知らせを聞かせてほしいものです。
「今までありがとうございました。これからも勉強がんばります」とKKくんから手紙をもらいました。涙出るわあ。彼は無邪気な子どもらしいやつです。その良さをなくさぬままに賢くなって中学入試に成功してほしいですね。
YAちゃんは素直が取り柄。進学塾の荒海は大変でしょうが乗り切ってくれることを願いましょう。今の優しさをなくさないでね。しんどくなったら我慢しなくていいし、ね。
IKくんはお父さんも教え子。よくできる生徒でした。その血をひいたか優秀です。きっと力をつけてくれるでしょう。
中学入試は大変です。無理のないよう回りもしっかり見つめてやってください。
人生は長いですからあまりに近視眼的になるのは禁物でしょう。中学で仮にだめでもまだまだ挑戦の余地は残されています。長い目で見てやりましょう。
最後は死ぬとき自分の人生がどうだったかでしょうからね。
さて直ったブーツをとりに行きました。見事に修復されていました。履いて歩くとほんの何 mm のことなんでしょうが踵が高くなったような気がします。
まだお若い方なんでしょうが職人を感じます。そう言えば内心の感心を言葉にして彼に伝えることを忘れました。失敗ですね。別の靴を預けたのでそれをとりに行ったときに感謝を表しましょう。
日本人は「察する」とか「以心伝心」とか心で通じ合うことを好みますが、やはりそこはそれ言葉にしなければ思いは伝わりません。
若いときはそれで失敗もしました。
「言わんでもわかるやろ」と思っていましたが、そんな訳はありません。心にしたいいことは口にしなければいけません。この歳になって初めて気づくことの多いこと多いこと。まだまだ未熟です。いつになったら悟れるんでしょう。いや悟れなくともせめて普通の神経を持ち合わせて生きていけるよう精進させていただきます。