出会い大切に

2011年11月15日

北海道各地で積雪があったようですね。例年に比べると遅いような気がしますが、かの地を離れてずいぶんになるので定かではありません。
北の地の人々はこれから長い冬を過ごします。雪深い地域では来る日も来る日も降り続きます。低く垂れ込めた雲から途切れることなく落ちてくる雪にうんざりされることでしょう。
私の育った釧路ではさほど雪はない分寒さが厳しいですね。氷点下10℃ならまだまだ温かい方です。内地(古! 今どき『内地』はないで「ですね」)の方には信じられないような話でしょうが事実です。日中最高気温でも0℃を上回らない真冬日が当たり前の世界です。狭いと言われる日本ですが南北の長さを感じる話でしょ。


雪だよりとともに先日の後輩から写真が添付されたメールが届きました。
なんでも東京でやった私の前後数年が集まる会のようです。同期のSくんとFくんはわかりますが、その他の紳士淑女はわかりません。ごめんなさいね。人間の記憶とはかくもいい加減であやふやなものなんですね(あんただけやろ「かもね」)。

「先輩のお写真を拝見して、ひげ以外は、変わっていらっしゃらないのに正直びっくりしました。」とメールにありますが、いやいやなんの変わっています。顔には大きなしみ。目の下は弛んできました。ショーウインドウやガラスに「見慣れぬおっさんがいるな」と思うとそれがなにあろう己の姿であることに愕然とするわい(なんで急にじいさんことば?)。
そうまぎれもなく年老いた自分がそこにいます。まあ誰しも老います。それを悲しむ気持ちはさらさらありません。歳相応に生きていきましょう。

それにしても四半世紀以上も前の知り合いとこんなご縁が持てるのはありがたくうれしいことです。そんな喜びをくれたYKくんに感謝です。ありがとうございます。


今日パズル道場に来てくれているMDくんのお母さまと言葉を交わしました。

先日ビブレ駐車場でお会いしたんですが、考え事をしていてとっても無愛想な挨拶をしたことをお詫びしました。
話しているとどうやら私と宝が池ですれ違っているようです。
「せんせ、宝が池走ってはります」
「あ、いや、どこでも走ってます」
「いや私、友人と朝歩いているんです」そういえば思い当たる3人連れがいます。(違うかな)
「どんな距離走られるんですか」
「いや最長フルです」
「え、すごいですね。いや、うちの主人もハーフくらいまでですけど走り始めたんですよ。私は歩くだけですけど、弟はフルも走るんです。京都マラソンは申し込まれたんですか」などなど思わぬところでマラソン話が弾みました。

普段は授業の関係でなかなか話ができませんが、こうやって話をさせてもらうといろいろと違う面が見えてきます。臆せず怯まずいろんな方々と接点を持つ方がいいんでしょう。どちらかと言うと恥ずかしがりやで(???)非社交的な人間です。不得手なことにも挑む気持ちを忘れないようにします。


京都も今日は少し寒かったですね。まあでも時期を考えるとこれが通常でしょう。北海道の比ではありませんがね。


そう、あれはいつだったかなあ。秋の終わりかなあ・・・イトウを狙ってひとり釧路川をせめました。餌は確か生き餌、ドジョウでした(野田さんではありません「わかるて」)。釣れる訳もない幻を求め谷あいの道を分け入りました。

するとなにもなかった空中に突如湧きでるかのように雪が舞っていました。

あの幻想的な光景は今でも私の脳裏にくっきり刻み込まれています。人生の中で一番と言っていい印象的な出合いでした。

雪との出会い、人との出会い、そんなこんなの、あんなこんなの出会いを大切に生きていきましょう。