善し悪し?
2011年08月27日
仕事を終えて自転車で散髪へ。
「降らなきゃいいけど」と思いつつ出るとぽつぽつ。
「もうちょっとがまんして」と思いつつ馬を、じゃないチャリンコを進めます。
前方、南100m くらい先の路面は真っ黒。土砂降りの感。慌てて進路を東へとり回避を図ります。ところが東方向も前100m 先の路面は真っ黒。
「うぬぬ、囲まれたか、不覚」あわててマンション軒先へ逃げ込みました。いやいや参りました。とんでもない土砂降りです。
「まあ急ぐ旅(?)でもないしいいか」と持参の文庫本を開きます。 ・・・・・・ 待っても止みません。
「ん~ん。小降りになったしこれくらいなら」と出立。
そんなに濡れずに到着。
「まあまあ、せんせ、こんな日に出てきてくれたん」
「いや、途中で大雨にあって・・・」
「まあ一服して。暑かったやろ」
「はあ、汗だくです」
・・・・・・・・・・
散髪が無事終わってさっぱり。冷たいコーヒーをごちそうになり。
「ありがとうございました」
「ありがとね。またね」
「雨に降られんうちに帰りますわ」
「もう大丈夫やろ」
出て50m も行かぬうちに「ぽつり」。
「え、うそやろ。ええい、ままよ」と帰宅を急ぎました。
私の日ごろの行いが「悪し」と判明しますね(いや、それはすでに明白ですよ)。出れば降られます。
汗と雨でくっしょり(「ぐっしょり」よりましな濡れ方です)で無事帰りつきました。濡れた服を脱いでいて気づきました。
「あ、お金払ってない」あ~あ、やっちゃった。
「濡れついでに走ろう、走ろうついでにお金払ってこよう」雨はまだ降っていましたがかまわず出ました。途中すぐ止みました。してみると私の日ごろの行いは「善し」かもしれません(いやいや)。
「さっきお金払うのわすれました」
「え、そうやったか」
「次でええのに」
「脚しか見えへんし誰が来たんか思たわ」
「そやけど、せんせ、この脚すごいな」とご主人は俺の汗まみれの脚をくにゅくにゅ。
そんなこんなの一日でした。明日は長浜で10km のレース。一番苦手な早起きをせねばなりません(ちょっと気重「そんなんやったら行かんでもええやん」ですね)。よって今日は早くやすみます。とかなんとかいいながらすでに11時です。まあ10km やし軽くいきます。暑いだろうし無理せず練習の一貫ということで走ってきましょう。
参加賞でいただくブドウがとってもおいしいこの大会です。楽しみです。
散髪屋さんの愛犬ポピーが祇園祭の巡航の日に亡くなったそうです。その話の間はただ、ただ「うん、うん」と頷くのみでした。言葉を発すると目から水分が出そうでしたから。
20歳。十分生きたんじゃないでしょうか。
合掌。