台風
2011年07月19日
「先生、Yくんから電話です」
「あ、はい。YくんてYTくんですか?」
「たぶん声の感じからするとそうですね」
「あのう、この間行って聞いたことでお母さんが電話をすると言ってるんですが何時ころがいいですか? 7時半より後しかあかんのすけど」
「私の方から電話しますって言っておいてくれる」
「わかりました」
授業の合間に電話。
「もしもし鳥居進学ゼミの露原です」
「あ、ご無沙汰してます」
「お兄ちゃんK高へ行ったんですね」とかなんとか。お兄ちゃんは小学校の時来てくれていました。その後故あって他塾へ。弟くんは季節講習やテスト対策に来てくれていました。
「Tがこの間の体験に行かしてもろて、あちこち自分で勝手に行ってたんですが、鳥居さんがええて言うてるんです」
「そうですか。ありがとうございます。来てくれたら私もとってもうれしいです」
あちこち行ってうちを選んでくれたということは名誉なことですね。その期待にこたえましょう。
何がよかったんでしょう。ブランドや校舎のきれいさなどで選ぶ人もいるでしょう。うちはどちらもないし、それらは要因ではありません。雰囲気でしょうか。それとも・・・・・・まあ来てくれたら一回聞いてみましょう。その答えが「なんとなく」やったら怖いけどね。
台風が近づいています。全国津々浦々被害がないことを祈りつつやすみます。
台風と言えば幼き頃の「台風24号」がいつも思い出されます。とても大きなそれだったようです。子どもだからそこらへんはあまりわかりません。ただ父親が今で言う単身赴任中でした。幼心に
「僕がお母ちゃんを守らんとあかんねや」と思ったことはくっきりしっかり覚えています。