読書三余
2011年06月10日
重松清さんの『リビング』を読み終えました(たぶん再読)。心にしみました。佳品です。主題は家族愛でしょうか。12の短編からなります。恥ずかしいですが思わず目頭が熱くなる作品も含まれています。
これで46冊目。なかなかのペースです。今月中にあと4冊読めば計算上では年間で100を達成できます。数だけを誇る読書にしないよう1冊1冊大切に読みましょう。
今年は100冊のみならず、新しい出会いを10人とするという目標も立てました。そちらはあっさり達成しました。
萱野葵、辻内智貴、小川絲、多島斗志之、柴田よしき、西加奈子、朝比奈あすか、絲山秋子、白石一文、東川篤哉の10人です。(敬称略、読んだ順)
けっこういい出合いに恵まれました。白石さんが中でも最高でしょうかね。すでに4冊読みました。いずれも佳作です。辻内さんもよかったのですが、探してもなかなか2冊目の作品が見当たりません。
よく知る作家さんを選べば失敗は少なくてすみますが、新しい人を見つけていかないと面白みが広がりません。外れも覚悟で今後も新規開拓を心がけましょう。
読書はいろいろな世界を教えてくれます。この週末は残念ながらお天気はよくないようです。「読書三余」(読書に使うべき三つの余暇、冬、夜、陰雨)のひとつにあたります。ぜひ、みなさまも手近な本を手に取り、紐解かれてはいかがでしょう。