三つ子の魂百まで
2011年05月25日
自転車で通勤していて思います。
「みんなマナー悪いな」と。
私が小学生のとき、校内で講習のようなものがあり、最低限のルールと技術がないと乗ってはいけないことになっていました。そう、伊丹市の天神川小学校です。
「左側を走りなさい」「二人乗りはいけません」「ブレーキは左右同時にしっかりと」「曲がる方向の手を水平に挙げなさい。それが不可能な状況なら反対の手の肘から先を直角に曲げなさい」などです。最後の項目を除いて今でも守っています。
「三つ子の魂百まで」でしょうか。
まあ人のことはともかく自分だけはちゃんとします。
小中高に教えてもらったことはよく覚えています。吸収がよくて定着の力も強いんでしょう。「浄土法然真宗親鸞時に一遍臨済栄西曹洞道元法華日蓮」なんていまだに呪文のようにすらすら出てきます(と言いつつ今変換に戸惑いました)。
まあ、生徒諸君のように若い頭の時にいっぱい学んで吸収してほしいですね。俺くらいの年になるとなかなかに新しいことが頭に入りません。漢検もだいぶ前に2級を受けておいてよかったです。今ならあんまり合格する自信がありません。準1級も勉強しましたがちっとも残りません。みんな若いうちにいっぱい学んでほしいですね。
昼一、外の空気を吸っているとMYくんに会いました。なんでも腰を痛めて仕事を辞めたそうです。まだ18歳と若いのに大変です。
夕方自転車を並べているとSSくんに会いました。リクルートスーツをまとっています。
「おお、久しぶり」
「わからはります?僕のこと」
「わかるよ。Sくんやろ」
「今家にいるの?」
「そうなんです。就活中なんです」
「そうか4回生か。大変な時期にあたったなあ」
「今日も・・・の面接を受けてきたんですよ。なかなかうまくいかなくてしんどかったんですけど最近やっとコツがつかめて光が見えてきた感じなんです」
「そうか、祈ってあげることくらいしかできひんけど、がんばりや」
「はい、ありがとうございます」彼はK大へ進みました。中学では陸上部で全国へも行った強者です。
AEくん(高2)にもひさびさ会いました。元気そうでしたね。彼は先のMYくんの弟MMくんと懇意です。
日々誰かれとなく会っています。それだけ長く生きていろんな出会いをもったということでしょうかね。小田和正さんの詩に「自分のことを知っている人がこの世にどれだけいるんだろう」というような意味の言葉がありますが、果たしてこの世に私を知る人は幾人いらしゃっしゃるんでしょうか。数えてみたらおもしろいかもね。
今夜のツバメの巣です。狭いところに親子7(6)人(羽)が肩を寄せ合っています。親御さんたちが昼間の給餌に精も根も尽き果てたという感じが伝わってきます。
「がんばれ!子育て 巣立ちまで」と祈りつつやすみます。