不覚
2011年03月25日
教室をモップがけしていると電話がなります。
「SMです」
「? あ、先日お問い合わせをいただいた方ですね」
「そうです。わかりません?」
「?」
「Iです」
「Mちゃん?」何期生だろう。3期か4期だと思うんですが手元に資料がないので定かではありません。
実は先日ホームページから問い合わせがあり、紆余曲折をへてゼミの案内を送りました。
「住所は右京区。ずいぶん遠いところだな、通えないよなあ。まあせっかくだし送ってさしあげましょう」
それが今日着いたのでお電話をくれたようです。
しばらく昔のこと今のことに話が弾みました。懐かしくうれしかったです。
お電話ありがとう。機会があればお会いしたいですね。
彼が13歳で出会い、生徒と先生で3年を過ごし3年の空白後、講師と教室長、塾長として14年いっしょにやったMKくんが今日でラストでした。
中学の野球部で投手をやっていました。当時は「泣きのK」で有名だったようです。勉強はできましたね。ある高校へ特待生として進学。大学生になってから今までずっと講師としてがんばってくれました。
今生の別れではありませんが目頭が熱くなるのを禁じえませんでした。
「お互いがんばりましょう」
「そうやな。なんかあったら相談してや、力になれるかわからんけど。落ち着いたら一杯やろ、Kくんなんかも誘って」
「はい。またなんかあったら相談にのってもらうかもしれません」
長い間ありがとう。
風邪をひいてしまったようです。不覚です。
朝目覚めると咳、痰が。何年ぶりでしょうか記憶にありません。早く治そうと、本意ではありませんが市販薬を買って飲みました。
若くはないので養生するに越したことはありません。少し早めにやすむようにしましょう。
空気を入れ替えようと窓を開けると雪が降っています。この時期の降雪は京都では珍しいです。私の歴史では初めてです。春の雪ゆえ積もることはないでしょうが被災地の方々を思うと気の毒です。寒さに震え、不安に涙されている方も多いんでしょう。
自分が被災したにも関わらず避難所の方たちにあったかいかまぼこを届けようと製造再開した女川町の工場や旭川の自衛隊が設置した「大雪の湯」の記事が讀賣新聞に載っています。
寒い夜に心温まる話です。心の中での応援しかできない自分を恥ずかしく思います。
どうぞ被災者のみなさん、復旧に当たる関係者の方々お気をつけてください。